はじめての C# プログラム (.NET Core)

.NET Core SDK の確認

ここでは、簡単なプログラムを作成して開発環境 (.NET Core SDK) が正しくインストールされたことを確認します。

まずターミナルを開きます。Windows ではコマンドプロンプトまたは PowerShell を開きます。

次のコマンドで dotnet コマンドが使えることを確認します。

dotnet --version
3.1.401

もし、バージョン番号が表示されない場合は、 .NET Core SDK のインストールができているか確認してください。

.NET Core C# コンソールプログラムを作成

適当なディレクトリに移動して、 app1 という名前のディレクトリを作成します。ディレクトリは適当に決めて大丈夫です。変えた時は適当に読み直してください。

mkdir app1

作成した app1 ディレクトリに移動します。

cd app1

dotnet new コマンドに console オプションを渡すと、C# コンソールプログラムのテンプレートプログラムが作成されます。

dotnet new console

同じディレクトリ内に Program.cs というファイルが作成され、次のような内容になっていると思います。

using System;

namespace app1
{
    class Program
    {
        static void Main(string[] args)
        {
            Console.WriteLine("Hello World!");
        }
    }
}

.NET Core C# コンソールプログラムの実行

さっそくこの C# ソースコードをビルドして、実行してみましょう。

.NET Core SDK でのビルドコマンドは dotnet build です。

dotnet build

特にエラーメッセージ等が表示されなければ、ビルドは成功です。

プログラムを実行するには dotnet run コマンドを実行します。

dotnet run
Hello World!

このように Hello World! と表示されれば OK です。

ビルドした結果、 bin/Debug/netcoreapp<バージョン> 以下に app1.dll が作成されます。

tree bin
bin
└── Debug
    └── netcoreapp3.1
        ├── app1.deps.json
        ├── app1.dll
        ├── app1.pdb
        ├── app1.runtimeconfig.dev.json
        └── app1.runtimeconfig.json

次のように dll ファイルを直接指定しても実行できます。

dotnet bin/Debug/netcoreapp3.1/app1.dll
Hello World!

以上、.NET Core SDK の dotnet コマンドを利用して、C# コンソールプログラムのテンプレートプロジェクトを作成して、それを実行する方法を説明しました。